【めいこけんブログ2021第十七弾!】島に高層マンション?7枚で分かる、産炭地・池島の魅力

1. はじめに

こんばんは。3年の岩田です。
今回は「島に高層マンション?5枚で分かる、産炭地・池島の魅力」をお届けします。

池島は、長崎県の離島です。
長崎市から、バスと定期船で3時間近く。日帰り観光はほぼ不可能というアクセスの悪さに加えて、炭鉱というニッチなテーマゆえ、旅行者は数える程度しかいません。このため知名度は非常に低く、Twitterの皆様も、流れてくるまで名前すら耳にしたことはなかったのではないでしょうか。僕自身、「炭鉱の中に入らないか?」という友人の誘いがあるまで、知りませんでした。

しかし池島は、東京ディズニーランドさながら、島中テーマパークとしか思えないくらい、ワクワクする穴場観光スポットです。「大学卒業までに訪問したい」と思ってもらえるように、池島の魅力を5枚の写真でお伝えします。

2. 池島(長崎県)とは

2.1. 21世紀まで石炭を採掘していた島

池島は、石炭採掘で栄えた島です。

池島の場合、石炭は海底下に存在したため、島内からトンネルを掘って採掘していました。日本の主要な炭鉱は、安価な海外製品に押されて、1990年代には全て閉山しています。しかし池島は、石炭を安く掘れる生産性の高い炭鉱だったため、2001年まで操業を続けることができました。

地理的に施設や配管等の撤去が難しく、また、閉山から20年程度しか経っていないため、保存状態の良い炭鉱遺産が数多く残されています。

ちなみに、なぜ「池」島かというと、かつて大きな池があったからです。掘った石炭を運び出す港を建設するため、海と繋げられて消滅しました(写真の池島港です)。

2.2. 有人島で、定期船が発着する

炭鉱の島といえば「軍艦島(端島)」が有名ですが、こちらは島内が立入禁止になっていて、ツアーに参加しない限り、グーグルアースに頼ることになります。

しかし池島は、今も数百人が生活しています。このため、銭湯や郵便局、宿泊施設、公共交通機関などがあり、西海沿岸商船の定期船が1日数便発着しています。ツアーに頼ることなく、時間に余裕があれば、気軽に炭鉱遺産を見に行くことができます。郵便局から自宅に手紙を出したら、思い出に残るかもしれませんね。

2.3. マンション群が今なお残る

池島で最も象徴的と言っても良いのが、マンション群です。
7千人以上が暮らしていただけあり、島内には数多くの住居が残されています。配管が張り巡らされており、草木が生い茂る姿は、ラピュタさながらです。

中でも8階建てのマンションは、ひと際目を引く存在です。
山に沿って建っており、4階から橋を渡って、山側に移動できるようになっています。山側には炭鉱施設があり、炭鉱労働者の移動時間短縮に役立っていたそうです。実際に行くと、その巨大さに圧倒されるだけでなく、「よくこんなに資材を持ってこれたな」と思えるはずです。

※ここではマンションと表記しましたが、アパートと表記する場合もあります。

2.4. 旧炭鉱施設を観光資源に

※現在、ツアーの参加者は長崎県内在住者のみに制限されています。

「池島炭鉱坑内体験ツアー」が開催されています。

参加すると、普段は立ち入れない炭鉱の坑内に入ることができます。ヘルメットをかぶり、電気機関車で坑内に出発。炭鉱で働いていた人から直接説明を聞くことができるほか、使われていた機械を見学することができます。さらに、コースによってはマンションの室内や屋上を見学させてもらうこともできます。

筆者は池島以外にも、北海道や九州の炭鉱施設を巡ってきましたが、機械がそっくりそのまま残されている、池島での体験がダントツで面白かったです。気になったら、是非、足を運んでみてください。

運営元:一般社団法人 長崎国際観光コンベンション協会 長崎さるく

公式サイト:https://www.saruku.info/tour/gaku_01_1/

2.5. 池島の交通アクセス・宿泊施設

【交通アクセス】

1. JR長崎駅から、さいかい交通・板の浦行きに乗車、NTT大瀬戸バス停で下車。
2. NTT大瀬戸バス停から徒歩5分、瀬戸港まで移動。
3. 瀬戸港から、西海沿岸商船に乗船、池島港で下船。

※桜の里バスターミナル経由でも行くことができます。
※交通費は約2千円です。

【宿泊施設】

・池島中央会館(長崎市池島地区公民館)

電話で予約します。支払いは現金のみ、一泊約4千円です。
池島港から徒歩約20分です。

3. 終わりに&めいこけんへの招待

もしよろしければ、大学卒業までに一度、訪問してみてください。
写真だけでは伝わらない面白さが、池島にはあります。マイナーなので、話のネタにもいかがでしょうか。

※坑内体験ツアーは、現在、長崎県在住者のみに限定されています。事前に開催情報をご確認ください。

めいこけんは、旅行やその他、特殊な経験を蓄える人材が集ってしまうサークルです。

週2回(火曜班、木曜班)の定例会で各会員の面白い話を聞くことができます。ちょっとでも興味があれば、ぜひお越しください。Zoomでの参加や副業もOKです。

「自分には話せることがない」という方でも生きていける環境がここにはあります。1年生でも2年生でも、入会を心からお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございます。

感謝:

友人様、池島に誘っていただきとても感謝しています。ありがとう。

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